コロナワクチン順次廃棄、厚労省 1500万回分以上

 厚生労働省は1日、新型コロナウイルスワクチンの無料の「特例臨時接種」が3月末で終了したことに伴い、オミクロン株「XBB」に対応したワクチンの供給を終了したと発表した。既に自治体に送った分と合わせ、1500万回分以上が順次廃棄される見通し。

 昨年秋からの接種用で計4640万回分のワクチンを購入していた。このうち政府在庫分は162万回分で、内訳はファイザー製約87万回、モデルナ製約1万回、第一三共製約74万回分。有効期限に応じて廃棄する。

 今年4月からは任意接種となり、秋からは65歳以上の高齢者と、60~64歳で一定の基礎疾患のある人が対象の定期接種が実施される。

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