首相「日米の結束、改めて確認」 10日の首脳会談へ意欲強調

参院決算委で答弁する岸田首相=1日午後

 岸田文雄首相は1日の参院決算委員会で、10日に米ワシントンで行うバイデン大統領との日米首脳会談に対する意欲を強調した。「国際社会がさまざまな課題に直面する今だからこそ日米の固い結束を改めて確認し、幅広く突っ込んだやりとりを行いたい」と述べた。

 10日は会談に加え公式夕食会に出席、11日には米連邦議会の上下両院合同会議で演説すると説明。国賓待遇の訪米を「緊密な連携を一層深め、強固な日米同盟を世界に示す上で大変有意義なものになる」とした。

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正を今国会で実現すると重ねて主張し「厳格な責任体制の確立や政治資金の透明化確保のため、諸外国の制度運用を参考にしながら党として詰めている」と答弁した。

 党処分の前に安倍派幹部らへの追加聴取の結果を公開すべきだと迫られ「もし新たな事実を把握できれば、政治責任を明らかにする中で党として説明する」と答えた。

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