特殊詐欺1億3千万円被害、横浜 「保釈金を払わないと刑務所」

 神奈川県警は1日、横浜市神奈川区に住む外国籍で50代の男性会社員が、大使館職員を名乗る男たちから約1億3700万円をだまし取られたと発表した。男性の母国語で「あなたが海外に送った荷物の個人情報が漏れている」「保釈金を払わないと刑務所に入ることになる」などと電話があったという。県警が特殊詐欺事件として調べる。

 県警によると、昨年10月、男性方に男性の母国語や日本語で、母国の大使館職員や警察官らをかたる男たちから電話があった。男性は、昨年11月~今年2月、24回にわたって個人や法人名義の15口座に1回当たり400万~1千万円を振り込んだという。

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