和歌山県・新入職員の辞令交付式・ことしから軽装ノーネクタイで

2024年度のスタートとなったきょう(4月1日)和歌山県庁にこの春採用された職員への辞令交付式が開かれました。

和歌山市の県民文化会館・小ホールで開かれた式で、岸本周平知事から、新入職員代表で海草()振興局・農林水産振興部・農地課に配属される総合土木職の海江田智也()(かいえだ・ともや)さん25歳に辞令が交付されました。

岸本知事(左)から辞令を受け取る海江田智也さん(右)(4月1日・和歌山県民文化会館)

新入職員を代表して宣誓する木坊子裕葉さん(右)

続いて、環境生活部・県民生活課に配属される一般行政職の木坊子裕葉()(きぼし・ゆうは)さん22歳が「県全体を見つめ、県民の声を聞き、自らの頭で考え、率先して行動に移すことで、県民の幸せに貢献できるよう精一杯努力します」と誓いの言葉を述べました。

新入職員に訓示する岸本知事

これに対して岸本知事は、遺伝子工学の研究者で筑波大学名誉教授だった故・村上和雄(むらかみ・かずお)()氏の学説になぞらえ「人間の遺伝子の9割は一生働かず終わるとされるが、ステージが変わるとスイッチが入るという。ワクワクするような明るく楽しい県庁にするには皆さんの力が必要だ。長い間築かれた県庁の常識が時代と合っているのか、新鮮な感性で私と一緒に変えていこう」と訓示しました。

軽装・ノーネクタイで出席した新入職員ら

県庁では岸本知事の発案で、全庁的に一年を通じて軽装での業務を行っていて、ことしの辞令交付式からは、新入職員も軽装・ノーネクタイで出席しました。

式を終えた海草振興局の海江田()さんと県民生活課の木坊子()さんは「大きな仕事をやり遂げるため、県庁に入りました」「大学進学で地元・和歌山を離れてみて、より貢献したい気持ちが高まりました」と語りました。

新入職員は、それぞれの部署で研修を受けながら、業務の習得にあたります。

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