「本当に特別な才能を持っている」怪物ウェンバンヤマを絶賛したグリーン。同時に「“今”対戦できてラッキー」<DUNKSHOOT>

現地時間3月31日(日本時間4月1日、日付は以下同)に行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズとサンアントニオ・スパーズの一戦は、117-113で接戦を制したウォリアーズが敵地で貴重な1勝を手にした。

この試合、ウォリアーズはステフィン・カリーがゲームハイの33得点に8アシストをマークし、勝利の原動力に。さらにドレイモンド・グリーンが21得点に6リバウンド、11アシスト、6スティール、クレイ・トンプソンが13得点、ベンチからブランディン・ポジェムスキーが12得点、モーゼス・ムーディーが10得点を記録した。

対するスパーズは、ヴィクター・ウェンバンヤマがチームトップの32得点に9リバウンド、5アシスト、4スティール、3ブロックと攻守で暴れ回り、ウォリアーズを最後まで苦しめた。対峙したグリーンは試合後の会見で、ルーキーイヤーから規格外のプレーでリーグを席巻するこの怪物ドラ1を絶賛。続けて、まだ完全開花していない今現在のウェンバンヤマと対戦できてラッキーなこと、そしてさらに成長していくであろう彼と今後も対戦していかなければならない他の選手たちへ、警告のようなメッセージを贈った。
「彼はとても、とてもとても特別な才能を持っている。彼と“今”対戦する機会を得られて嬉しいよ。なぜなら他の選手たちは今後何度も彼を相手にしなければならないし、ラッキーなことにその頃には俺はリーグにいないだろうからね」

実際、スパーズはまだ20歳になったばかりのウェンバンヤマのプレータイムを平均29.2分に抑えるなど、時間をかけて大切に育成しようとしている。現状ですら驚異的なパフォーマンスを見せているのに、近い将来、本格化した際にはどれほどのプレーを見せてくれるのか。今から楽しみでならない。

構成●ダンクシュート編集部

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