CS進出に向け 負けられない広島ドラゴンフライズ ゲーム差1で追う群馬と対戦 連勝で次へ

チャンピオンシップ進出に向け、負けられない戦いが続く広島ドラゴンフライズは、各地区3位以下のチームの勝率で争うワイルドカードで1ゲーム差の群馬と対戦しました。

広島ドラゴンフライズ(西地区4位)vs. 群馬クレインサンダーズ(東地区4位)

3月30日(土)ゲーム1(広島サンプラザ)

第1クォーター、ニック・メイヨ が3ポイントシュートを連発し、徐々にリードを広げていきます。第2クォーターに入ると、河田チリジ がゴール下でボールを奪うオフェンス・リバウンドからゴールを奪い、2けたの得点差をつけます。

さらにここから 船生誠也 が3ポイントを沈めると、アイザイア・マーフィー らが3ポイントを次々と決めて一気に突き放します。

元広島のキャプテン群馬の辻に6本の3ポイントを決められますが、8試合ぶりに90点以上挙げて初戦を逃げ切りました。(広島 92ー86 群馬)

3月31日(日)ゲーム2(広島サンプラザ)

連勝を決めたいドラゴンフライズは、前日、好調だった辻をどう抑えるかがカギになりました。この日は、ドウェイン・エバンス が大爆発。積極的にインサイドに切れ込むレイアップシュートなどで得点を重ね、第1クォーターだけで14点を奪います。

広島ドラゴンフライズ ドウェイン・エバンス 選手(ゲームキャプテン)
「とても楽しいゲームでした。きょうは前半からチームメートがボールを回してくれたりしたので、いいバスケができました」

強度の高いディフェンスを引っ張る船生がスティール、そのまま持ち込んで速攻を決めてリードを広げます。

追いつかれると今度はエバンスがスティールから速攻で、ファールを受けながらゴールを決め切ります。

後半に入ると 中村拓人 がこの日、7本目のリバウンドから一気に速攻を決め、得点します。

一進一退の攻防は、第4クォーターになっても続きます。残り4分あまり、エバンスが3ポイントを決めるなどキャリアハイに並ぶ37点を挙げます。

残り1分17秒、中村が大事なシュートをきっちり決めて3点差としてゲームを有利に進めます。後半、辻を完全に抑えた広島ドラゴンフライズが5点差を保ち、みごと連勝を決めました。(広島 84ー79 群馬)

広島ドラゴンフライズ カイル・ミリング ヘッドコーチ
「勝ちじゃけえ、勝ちじゃけえ」

広島ドラゴンフライズ 中村拓人 選手
「最後にぼくがシュート決めたときもそうですし、最後の最後に勝ったときの歓声というのは本当にこう、すごいなあっていうか、やっていて、ものすごく楽しかったです」

― チャンピオンシップに進出をかけ、広島ドラゴンフライズは各地区3位以下のチームの勝率で争うワイルドカードで群馬に連勝し、逆転で3位に浮上しました。今週末からも川崎・島根と直接対決する負けられない重要な試合が続きます。

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