大河ドラマ「光る君へ」第14回・星落ちてなお

女優・吉高由里子が主演を務め、平安時代に長編小説『源氏物語』を生み出した女流作家・紫式部(ドラマでの名前はまひろ)の生涯を描く大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。「星落ちてなお」と題する第14回(4月7日放送)では、関白を辞すと決意した藤原兼家が、自身の後継者に長男の道隆を選ぶ。

文を手に、凛とした表情を浮かべるまひろ(吉高由里子)(C)NHK

■前回のあらすじ

孫の一条天皇の即位に際して摂政に就任した藤原兼家(段田安則)は、瞬く間に息子たちを政権の中枢に置く。それから4年後、兼家の長男・道隆(井浦新)の娘である定子(高畑充希)が、元服してわずか20日後の一条天皇(柊木陽太)に入内する。

道隆たち中関白家が絶頂期を迎える一方で、まひろ(吉高由里子)は、父・為時(岸谷五朗)が官職を得られずに貧しい暮らしが続いていた。ある日、まひろが市に買い物に出ると、文字が読めずに人買いに騙された親子に遭遇。助けようとするが力及ばず、子どもは商人に売られてしまう。悔しさをにじませるまひろの心には、「文字を教えることで民を救いたい」という気持ちが芽生えるのだった。

■第14回「星落ちてなお」あらすじ

ある日、兼家は道長ら三兄弟を東三条殿に呼び出すと、「関白の座を辞して、道隆(井浦新)を後継者にする」と告げる。道兼(玉置玲央)は納得がいかずに激高するが、やがて兼家は逝去。跡を継いだ道隆が関白になり、独裁を始める。

一方でまひろは、市での揉め事に巻き込まれた後から、貧しい少女・たね(竹澤咲子)に読み書きを教えていた。しかし、ここでも厳しい現実がまひろを待ち受けていて・・・。

本作は、日本最古の女性文学『源氏物語』の作者である紫式部が、秘めた情熱と想像力、そして生涯心を寄せる相手となる藤原道長への想いを原動力に、変わりゆく世を懸命に生き抜いていく愛の物語。放送は、NHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、またこの日はBSP4Kでは昼12時40分からスタート。

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