『岸辺露伴は動かない』「密漁海岸」5月10日放送決定 映画『ルーヴルへ行く』地上波放送も

高橋一生主演ドラマ『岸辺露伴は動かない』の最新話(第9話)が、5月10日に放送されることが決定した。

本作は、荒木飛呂彦原作の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズから派生した『岸辺露伴は動かない』シリーズを実写化したミステリードラマ。相手を本にして、生い立ちや秘密を読み、さらに指示を書き込むこともできる力“ヘブンズ・ドアー”。そんな特殊能力を備えた漫画家・岸辺露伴(高橋一生)が、遭遇する奇怪な事件や不可思議な現象に、女性編集者・泉京香(飯豊まりえ)と立ち向かう。

2020年12月に第1話~第3話が、2021年12月に第4話~第6話、2022年12月に第7話~第8話が放送され、2023年には映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が公開された。

過去シリーズに続き、高橋と飯豊まりえがそれぞれ続投する。そのほか、脚本の小林靖子、音楽の菊地成孔など、主要スタッフも再集結している。

第9話のエピソードタイトルは「密漁海岸」。露伴邸の近くにひっそりとオープンしたイタリアンレストランにて、露伴と京香は、供する料理で客の体の悪いところを改善させる不思議な力を持ったシェフのトニオ・トラサルディ(Alfredo Chiarenza)に出会う。トニオは露伴に、どんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビを手に入れようと密漁を持ちかける。実はトニオには、重い病気を抱えたフィアンセ・森嶋初音(蓮佛美沙子)がいて……。

主演の高橋は第9話について、「自分たちが納得出来るところまで、露伴の世界をやり切りたいという気持ちは、チーム全体にあったように思います。中途半端に終わらせてしまいたくない、乗り掛かった船だから。外に向かっての気持ちではなく、あくまで自分たちが納得出来るところまで。です。それだけこの作品に掛ける熱が絶えず、チームにあったのではないかと思います」とキャスト・スタッフ全員に熱い思いが続いていることを明かした。

また、第9話「密漁海岸」の放送を前に、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が5月6日に、ドラマ第3期(第7話「ホットサマー・マーサ」、第8話「ジャンケン小僧」)が5月5日にそれぞれNHK総合で放送されることも決定した。

●高橋一生(岸辺露伴役)コメント
岸辺露伴のシリーズに参加させて頂くのは、5年目に突入しましたが、いつも作品の最中に続編の話が自然と話に上がってくるような現場だったので、今回の続編がいつハッキリと制作決定したのか記憶が曖昧です。
ただ、当初から自分たちが納得出来るところまで、露伴の世界をやり切りたいという気持ちは、チーム全体にあったように思います。
中途半端に終わらせてしまいたくない、乗り掛かった船だから。外に向かっての気持ちではなく、あくまで自分たちが納得出来るところまで。です。
それだけこの作品に掛ける熱が絶えず、チームにあったのではないかと思います。
気持ちや熱といった、目に見えないものをこれだけ目に見える形にしてこられた事は、当たり前のことではありますが、目には見えない何かが最も大事なことであることを表している様に感じています。
シリーズを重ねたことで、露伴の通底する精神や、ルーヴルで描かれた露伴の過去があることで、露伴がそこにいる説得力も、目に見えない大事なものとして作品一つ一つに入れ込むことが出来たと思います。
精神力の具現化をスタンドと云います。
目に見えない何かを感じている皆さんスタンド使いにはわかっていたことだとは思いますが、ルーヴルがテレビ初放送です。
楽しみですね。
というわけで、密漁をします。

(文=リアルサウンド編集部)

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