新朝ドラ「虎に翼」スタート、ヒロイン・寅子の口癖に期待の声 結婚勧める母に「はて?」...「無敵過ぎ」「流行りそう」

俳優の伊藤沙莉さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」第1話が2024年4月1日に放送され、伊藤さん演じる寅子が多用するセリフ「はて?」に注目が集まっている。

女性初の弁護士の物語

ドラマは、日本初の女性弁護士のひとりとなった三淵嘉子さんをモデルにした物語。昭和初期、法曹の世界に進んだ主人公・猪爪寅子(いのつめともこ)が、仲間たちと切磋琢磨しながら自らの道を切り開く姿を描く。

初回の「女賢しくて牛売り損なう?」では、寅子の女学校時代が描かれた。両親が次々と持ってくるお見合い話に、寅子は「結婚した自分が想像つかなくて。想像つかないどころか、全く胸が躍らないというか...」と消極的。そんな寅子に対し、寅子の母・はる(石田ゆり子さん)は「くだらない」「女学校まで行かせたのに情けない」と一蹴すると、寅子は首をかしげて「はて?」と心底わからないといったようにポツリ。続けて、「女学校は勉学に励む場所でしょ?そこで得た知識を卒業後に活かしたいと思うのは普通のことでは?」と反論するが、はるからは家庭を築くために活かしなさいと丸め込まれてしまう。

視聴者から好評「寅子ちゃんの性格をよく表した口癖」

寅子は1931年(昭和6年)当時の結婚観、人生観が腑に落ちない様子で、「女の人の一番の幸せが結婚って決めつけられるのがどうしても納得できないのかも知れない」と、同級生で親友の花江(森田望智さん)に主張する。しかし花江から「とらちゃんってそんなお子ちゃまだったの?」と言われてしまい、ここでも「はて?」。また、お見合い相手・横山太一郎(「オリエンタルラジオ」藤森慎吾さん)との会話を盛り上げるべく熱弁を繰り広げると、突然「君、分をわきまえなさい。女のくせに生意気な」と叱咤され、「はて?」が飛び出す。寅子が自身を取り巻く考えに疑問に持つ様子が描かれた第1話であった。

理解できないことに対して「はて?」と異を唱えていく寅子に対し、視聴者からは「寅子ちゃんは『はて?』が口癖なのね。納得いかないことはすっと飲み込めない寅子ちゃんの性格をよく表した口癖だね」「心底理解が出来ていないから『はて?』で全部終わらせてるの無敵過ぎて笑う」「初回から女性が飲み込んできた痛みをあちこちに埋め込んでいるの良き。それらを『はて?』と一つ一つ掘り起こしていく寅子。今の私達(女性)の"当たり前"を築いてくれた先達の物語に、応援しかない」「『はて?』 流行りそうですね 毎日見ます」などと、今後に期待を寄せる声が多くあがっている。

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