原爆資料館入館者数が過去最多を記録 G7広島サミットが追い風 「核兵器の非人道性を理解してほしい」

原爆資料館(広島市)は、昨年度の入館者数が開館以来、過去最多を記録したと発表しました。

原爆資料館の昨年度の入館者数は198万1617人でした。これまで最も多かった2019年度の175万8000人あまりを上回り、過去最多を記録しました。去年5月に開催されたG7広島サミットが来館者増の追い風になったということです。

原爆資料館 石田芳文 館長
「来年は被爆80年になりますけど、核兵器の非人道性を理解していただけるよう展示の充実観覧や整備を図りながら取り組みたい」

入館者の増加に伴い資料館ではインターネットでも事前にチケット販売を始め、きのうは半数を超える入館者が利用したということです。

また、朝と夕方の開館時間を延長する(午前7時半~午後8時半まで)など混雑緩和の対策を実施しているということです。

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