鈴木亮平が「世界遺産」ナレーション&ナビゲーターに就任。念願の屋久島を初訪問

鈴木亮平が、4月7日からリニューアルするTBS系で放送中の「世界遺産」(日曜午後6:00)でナレーションを担当。それとともに、番組初となる“世界遺産の案内役”=ナビゲーターに就任し、時に自らの思いも交えつつ世界遺産の魅力を届けていく。

4月7日・14日放送分では、鈴木本人が特別編として現地取材。かねて行きたいと憧れていた屋久島を初訪問する。

鈴木は「屋久島といえば、屋久杉とこけむした森。もちろんそれも見たいが、それは屋久島の魅力のほんの一部でしかない。屋久島が世界遺産に登録された理由の一つが、植生の垂直分布なので、標高ごとに異なる植生を見てみたい」と話し、自ら“標高ごとに変化する植生”という旅のテーマを提案。世界遺産が好きで、その価値を知る鈴木ならではの視点で“屋久島の本当の魅力”に迫っていく。

屋久島は標高2000m近い山々がそびえ、“洋上のアルプス”とも言われている。独特の地形によって、海岸沿いは亜熱帯、山頂付近は北海道のような気象条件をしていることから、標高ごとに植生の違いが際立っている。そのことが、屋久島が世界遺産に登録された大きな要因の一つだ。海岸沿いに広がる亜熱帯の森で鈴木は、巨大なガジュマルに圧倒される。屋久杉の森とは違った、屋久島のもう一つの顔を知る。

降水量の多い屋久島の山間部では、年間1万mmの雨が降ることもある。これは日本の年間平均降水量の5倍以上にあたる。今回の旅でも、台風並みの土砂降りに遭遇するが、鈴木は「雨の屋久島も体験したかった!」と、ずぶ濡れになりながらも楽しそうに森を進む。

そんな豊富な雨が育んでいるのが、3000年も生きる屋久杉。屋久杉の森では、こけむした倒木から新たな杉が生えていた。その姿に感動した鈴木は「木は、普通は倒れたら終わり。でもこの森は、その表面から新しい木が生まれる。だから生と死の境目があいまいというか、ずっと生きているような感じを受ける」と印象を述べる。

山小屋では1泊し、屋久島屈指の大パノラマが広がる標高1831mの黒味岳へ。高地に行くにしたがって木々は背が低くなり、植生が移り変わる様子を実感する鈴木。眼下に亜熱帯の海を望む山頂では、霜が降りた木を発見して「これが見たかった!」と感極まる。鈴木が思い描いた“暖かい気候”と“寒い気候”が同居する不思議な島・屋久島ならではの光景を目撃する。

番組を手掛ける堤慶太プロデューサーは「屋久島で撮影した映像を見て、『鈴木亮平さんは本当に世界遺産を面白がっている』と感じました。放送をご覧になっていただければ分かりますが、本当に面白がるためには、そこが世界遺産になった理由を理解していることが必要で、鈴木さんにはその知識と理解力があります。ナレーションだけではなく、“世界遺産の案内役”=ナビゲーターという役割をお願いして間違いなかったと思った次第です。屋久島の鈴木亮平さん、ぜひご覧ください」とナビゲーターという新たな役割を務める鈴木について言及。

江夏治樹ディレクターも「今回のロケ中、鈴木亮平さんと何度も『世界遺産』談議で盛り上がりました。その中で感じたことは、鈴木さんは本当に世界遺産が好きで、世界遺産の価値を理解し、また自分なりの世界遺産の楽しみ方を持っている方だということ。今後も、鈴木さんの視点を入れつつ番組作りを行えば、より面白くなると確信しました」と、鈴木の参加によってより魅力的な番組となっていることをアピールしている。

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