青森県は、10月の奥入瀬渓流のマイカー交通規制の期間に、自動運転車両の実証実験を行います。公道での自動運転車両の走行は、県内では初めてです。
宮下知事は4月1日の定例会見で、10月21日から27日までの交通規制期間内に、自動運転車両の実証実験を行うことを発表しました。
実施区間は、国道102号奥入瀬渓流部の石ケ戸から子ノ口交差点までのおよそ9キロです。
実証実験で走らせるのは、低速の電気自動車。運転手は補助的に配置するものの、時速20キロほどで自動で走らせ、ガイドを付けて観光を楽しめるツアーを目指します。
県は、いずれは運転手なしでも走行可能にすることを視野に入れています。
【宮下知事】
「2024年問題が顕在化してきていると感じています」
「この奥入瀬渓流区間で自動運転が実現できれば、運転手不足の対応にも期待ができると考えております」
また県は、2024年度から5年かけて取り組む新たな観光戦略を公表しました。平日と閑散期の観光需要の底上げや連泊の推進などで、2028年の観光消費額を2千億円、外国人も合わせた延べ宿泊者数を600万人とする目標を掲げています。