秋田県庁の近くにある宿泊施設「ルポールみずほ」が3月31日に閉館しました。老朽化に加え、2023年夏の大雨被害を受け2023年7月下旬から休館していました。
施設は1980年に「みずほ苑」としてオープンし地方職員共済組合が宿泊施設やレストランなどを運営してきました。2005年に宿泊施設をバリアフリーにして「ルポールみずほ」としてリニューアルし、2018年ごろまでは会議や宴会などの利用も含め年間約6万人が利用していました。
コロナ下では軽症者の宿泊療養施設として使用され職員が対応にあたりました。コロナが明けてからは約3億円かかる老朽化した施設の修繕の在り方や営業規模をどの程度回復させるか検討を続けてきました。
そのさなかに2023年7月の大雨で浸水し地下の発電施設が被害を受けました。被災以降休業が続き施設の復旧にはさらに多額の費用がかかるため3月末での閉館を余儀なくされました。土地や建物の利用については今後県が検討するということです。