「春が来た」いわき市小名浜でサクラ開花 福島市の標本木もつぼみ膨らむ

福島県いわき市小名浜では、先週末からソメイヨシノが咲き始め、市民団体が「サクラの開花」を宣言しました。

いわき市の旧小名浜測候所にあるソメイヨシノは、このところの陽気に誘われて、サクラのつぼみが一気にほころび、3月30日、花が5輪ほど咲いたのを地元の市民団体が確認しました。平年より5日早く、観測史上最も早かった去年より8日遅い開花です。

元小名浜測候所解説官・島田栄二郎さん「週末になって一気に気温が上がって土曜日に一気に咲いてしまいました。やっぱり春が来たなという感じがしますね」

小名浜測候所は2008年に無人化されましたが、「開花宣言を途絶えさせたくない」と市民団体が毎年観測を続けています。いわき市のサクラはこれから1週間ほどで見頃を迎えます。

一方、福島のサクラの開花の目安となる福島市の信夫山の標本木は、つぼみは膨らんでいますが、開花はしていません。確認に来た気象台の職員によりますと、2日にも咲く可能性があるということでした。

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