変化が激しい時代「どう働いていくのか?」新入社員の思いは…観光・物流・金融 各地で入社式=静岡

4月1日から新年度、静岡県内各地でさまざまな入社式が開かれました。変化が激しい時代の中でどう働いていくのか新入社員たちに思いを聞きました。

【写真を見る】変化が激しい時代「どう働いていくのか?」新入社員の思いは…観光・物流・金融 各地で入社式=静岡

<金原一隆記者>
「観光・レジャー産業のこちらの会社では、入社式で新入社員がさっそく挑戦します」

真新しいスーツ姿に体を固定するハーネス、そしてヘルメット。静岡県三島市の「三島スカイウォーク」を運営する「フジコー」の新入社員9人です。外国人観光客も徐々に増える中での入社。人気の「ロングジップスライド」に乗って意気込みを発表します。

<新入社員>
「言語の壁を超えて、自分の言葉で三島スカイウォークの魅力を発信できるスタッフになります」
「お客様を楽しませることもそうですけど、自分も楽しんで働けるように頑張ります」

<新入社員>
「昨日まで大学生だったんですけど、今日から社会人ってことで、あっち側に大学生の気持ちを置いてきたってぐらいの気持ちでこっから頑張っていきたいなと思います」

新入社員たちは、これからの決意などを発表し、社会人としての一歩を大きく踏み出しました。

<フジコー 宮澤俊二社長>
「積極的に取り組んでもらえればいいかなと。そして、1つずつね、成長してもらえればいいかなと思ってます」

静岡県下田市の「下田海中水族館」です。新入社員を歓迎したのはカマイルカのハートです。コミュニケーションに欠かせない笛がプレゼントされました。

<新入社員 門村咲希さん>
「どのようにしたら動物について、お客様に伝えることができるのか、そのようなことを日々、考えながら、精進していくことをここに誓います」

<滝澤悠希アナウンサー>
「そして、お金をめぐる動きが目まぐるしく変化する中で、金融業界の新入社員は、どんな抱負を持っているのでしょうか」

静岡銀行をはじめとする「しずおかフィナンシャルグループ」の入社式です。金融業界をめぐっては、3月、日本銀行が17年ぶりにマイナス金利を解除。これに伴い、静岡銀行は4月1日から普通預金の金利を20倍(0.001%から0.02%)に引き上げていて、新入社員たちは、変化に富んだ時代でも景気を上向かせると意気込みます。

<新入社員 谷野まこさん>
「一銀行員として、日本の経済に追い風を吹かせられるような働きができるように頑張る」

ドライバー不足が懸念される物流業界。「2024年問題」に直面する中、静岡市清水区に本社を置く「鈴与」に入社を決めた新入社員はー。

<新入社員 前田力輝さん>
「物流業界にとって変化点となる年に物流会社に就職するということで、この先、物流業界全体の働き方改革に貢献できるように頑張って生きたいと思います」

<新入社員 青山日奈子さん>
「効率的にモノを運んでいくためには、どうすれば良いのかというのを将来的に考えていくためにも、まずは基本的な所から仕事を覚えていきたい」

変化の激しい時代の中で、2024年も変わらず、希望を背負った新入社員たちが、次のステージでの決意を新たにしていました。

© 静岡放送株式会社