サンフレッチェ広島 新加入 新井直人が豪快ゴール 17歳 中島洋太朗J1デビュー ガンバ大阪との無敗対決

サンフレッチェ広島は、3月30日(土)の明治安田J1リーグ第5節、新たに紫の一員となったサンフレの「新井さん」が鮮烈なデビューを飾りました。

ともに開幕から無敗というガンバ大阪との上位対決。ピエロス・ソティリウ の故障離脱で 大橋祐紀・加藤陸次樹・満田誠 が前線でトリオを組み、松本泰志 が今季、初スタメンとなりました。

前半はカウンターを狙うガンバに決定機を作られますが、新スタジアムでは無失点のディフェンス陣が体を張ります。

42分には初スタメンの松本泰志。こぼれ球を 川村拓夢 、さらに 加藤陸次樹 。しかし左右のポストに嫌われ、0対0で折り返します。

スコアレスで迎えた後半30分、新潟から電撃移籍で加入した 新井直人 がピッチに入ります。

しかし、その直後。シュートのこぼれ球を押し込まれ、エディオンピースウイングで初失点。スタジアムが重い空気に包まれます。

ただ、その2分後でした。その重い空気を一振りで吹き飛ばしたのが、途中出場の新井の左足でした。

サンフレッチェ広島 新井直人 選手
「ボールが転がってきて、迷いなく振り抜いたのが、あのゴールにつながったと思うので、そこは自分の気持ちだったりというのが、うまくボールに乗り移ったかなと思います」

新井のゴールで同点に追いつくと、終了間際の後半44分には高校3年生になる 中島洋太朗 が、J1デビューを果たします。

サンフレッチェ広島 中島洋太朗 選手
「最高の雰囲気の中でピッチに立てて、緊張とかよりもまずプレーできて楽しかったです」

父親がサンフレOBという17歳は、アディショナルタイムにはクロスでチャンスを演出。2人のデビューを勝利で飾ることはできませんでしたが、新たな戦力がピッチに立ったサンフレッチェ、開幕から5戦無敗です。(広島 1‐1 G大阪)

― 試合後には去年まで広島で10年間プレーした 柴崎晃誠 さんの引退セレモニーがあり、スキッベ監督は中島選手を「新たな柴崎になれる才能を持っている」と将来性を評価していました。次節は、今季初の中3日でJ1首位の町田とアウェイ戦です。

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