ラジオ体操は身体を「動かせばいいってものじゃない」 インストラクターが語る本質とは

アーティスティックスイミング(旧:シンクロナイズドスイミング)元日本代表選手とラジオ体操インストラクターがラジオ番組のゲストで共演。それぞれの奥深さについて語りあいました。

【動画】ラジねえ。全力のラジオ体操第二

アーティスティックスイミングの元日本代表として五輪出場経験を持つ石黒由美子さんは、番組内でラジオ体操の話になった際、「ラジオ体操を美しくできる自信がある」といいます。長年携わっていた競技では、可動域の限界まで身体を柔らかく動かし、指先まで注意を行き届かせるなど、水中での美を限りなく追求していました。

ただし、その話を受けた「ラジねえ。」こと上羽悠雅さんは、ラジオ体操について「(身体を)動かせばいいってものじゃない」とコメント。「動かす部分と固定する部分をしっかりとわかっておくことで、動かす部分が生かされる体操」だと説明していました。

一方で、アーティスティックスイミングの第一線で活躍を続けた石黒さんに、上羽さんは、演技中に大事にしていることについて問いかけます。

これに対して、石黒さんは、アーティスティックスイミングの演技では「体の軸」を意識することが何より重要だと述べていました。

地面がない水中では、自身の体で軸を作り出さなければならず、その軸が少しでもブレると演技に大きく影響してしまうことも。そのため、回転する動作でもスムーズな動きを保つためは、絶対的な軸意識が欠かせないそうです。

石黒さんは現役時代、頭上から引っ張られているような感覚で上半身を伸ばし、下腹部から力を入れて軸を作っていたことを明かしていました。

※ラジオ関西『アスカツ!』2024年3月23日放送回より

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