群馬・桐生が岡動物園に新たな仲間 レッサーパンダの「かずのこ」

新たに加わるレッサーパンダの「かずのこ」

 群馬県桐生市は1日、同市の山田製作所桐生が岡動物園にレッサーパンダ1匹が新たに加わり、計4匹になると発表した。16日に搬入した後、環境に慣れ次第公開し、将来的には繁殖を目指す。

 入園するのは2歳の雄「かずのこ」。動物園同士が個体を貸し借りする「ブリーディングローン制度」を活用し、静岡市立日本平動物園から借り受ける。

 桐生が岡動物園は同制度を活用し、2022年3月ごろからレッサーパンダ3匹の飼育を始めた。現在は9歳雄の「ライム」、5歳雌の「タオタオ」、3歳雌の「フラン」が暮らしている。繁殖は確認されていない。

 かずのこは毎年1~3月の繁殖期にタオタオやフランと同じ空間で飼育し、ペア形成を目指す。当面の間は飼育員と共にトレーニングを続け、環境や人に慣れてきたら公開するという。丹羽泰史園長は「新たな仲間をぜひ見に来て」と話した。

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