頭取「八十二だ、長野だと、つまらない小競り合いをしてるときじゃない」 2026年に「新銀行」へ 新入社員「ロマンある合併」 両行が合同入社式

八十二銀行と長野銀行が合同入社式

4月1日から2024年度がスタート。2026年1月に合併して「八十二長野銀行」となる八十二銀行と長野銀行。入社式が初めて合同で行われあわせて140人余りが新たな一歩を踏み出しました。

八十二銀行と長野銀行は2023年6月に経営統合、2026年1月には正式に合併し「八十二長野銀行」となります。

きょうの入社式は初めて合同で行われました。八十二銀行が120人、長野銀行が21人を採用しました。

八十二銀行・松下正樹頭取:
「世の中が大きく変わろうとしている、まさに時代の転換点。八十二だ長野だと、つまらない小競り合いをしてるときじゃない。一丸となって、知恵と人材をフル活用して難局に立ち向かわないといけない」

株高、そして日銀のマイナス金利政策の解除。金融業界にも大きな変化が訪れています。

新入社員は―。

八十二銀行・松川恭也さん:
「一緒に入社式ができたこと、非常にうれしい。これから共同で頑張っていく仲間なので一致団結できたのかなと」

長野銀行・入沢祐輝さん:
「大きな銀行2つが合併、ロマンある合併だと感じる。大きな合併に向けて自分自身できることを日々頑張っていく」

なお、八十二銀行と長野銀行は「マイナス金利政策の解除」を受け、きょうから普通預金の金利をこれまでの年0.001パーセントから20倍にあたる年0.02パーセントに引き上げました。

両行とも普通預金の金利引き上げは17年ぶりです。

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