「静岡県のイメージが悪くなる」リニア中央新幹線の開業延期で県に多数の意見 批判156件、応援11件

リニア中央新幹線の品川ー名古屋間の開業が早くても2034年以降にずれ込むことなどについて、静岡県に批判や応援の意見が寄せられています。

県によりますと、3月29日午後1時から4月1日午後3時までの間に167件の意見が寄せられたということです。そのうち批判が156件、応援が11件で、批判の主な意見は「静岡県がリニア工事を認めないことで、日本の技術力発展が妨げられている」や「静岡県のイメージが悪くなる」などだったということです。

JR東海は当初、リニア中央新幹線の「2027年開業」を計画していましたが、3月29日、国のモニタリング会議で断念を明らかにしました。

リニアの静岡工区は、工事の契約締結から6年以上がたった今も未着工のままで、すぐに着工できたとしても10年はかかるため、開業は2034年以降にずれ込むことになります。

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