2026年国スポ会場・新50m屋内プールがオープン 初泳ぎで開館祝う 新青森県総合運動公園

開館式典でテープカットを行う宮下知事ら関係者=1日午後、青森市のマエダアリーナ50メートルプール
新しい50メートルプールの泳ぎ初めで、勢いよくスタート台から飛び込む県内選手ら

 青森市宮田の新県総合運動公園に1日、新水泳場「マエダアリーナ50メートルプール」がオープンした。同日は関係者を招いたセレモニーが行われ、第一線で活躍する青森市出身の相馬あい選手(青森東高-中京大出、ミキハウス)らが初泳ぎし、開館を祝った。

 同プールは県内初となる日本水泳連盟公認の屋内50メートルプールで、2021年9月に着工し、23年11月30日に完成。26年に青森県で開催する国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の会場となる。最大2.2メートルまで水深調整ができる「可動床」や、25メートルプール2面に分割できる「可動壁」が特徴で、24年度は県選手権など競泳12大会、水球3大会の計15大会の開催を予定している。

 セレモニーには約50人が出席し、宮下宗一郎知事が「この水泳場で子どもたちが躍動し、その中から青森県、日本を代表する選手たちが羽ばたいていくという夢が広がる施設に仕上がった」とあいさつ。関係者がテープカットし、オープンを祝った。

 泳ぎ初めでは、スタートの号砲に合わせて相馬選手と県水泳連盟強化指定の計10選手が一斉にプールに飛び込み、100メートルを泳いだ。相馬選手は「すごくきれいで泳ぎやすかった。屋内プールができて、子どもたちはすごく気持ちよく泳げると思う」と笑顔。八工大一高3年の片野由菜さんも「青森県に大きなプールができてうれしい」と声を弾ませた。

 営業時間は午前9時からで、閉館時間は季節や曜日で異なる。オープンを記念し、2~7日はプールを無料開放。6、7日は体験会などのイベントも行う。詳細は施設のホームページ(https://aomori-sportspark.jp/)へ。

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