ロシア銃乱射事件で資金・武器提供か、南部で拘束の外国人=報道

[モスクワ 1日 ロイター] - ロシア連邦保安局(FSB)は、ロシア南部ダゲスタン共和国で3月31日拘束された外国人4人が、モスクワ郊外のコンサートホールで起きた銃乱射事件の資金提供に関与していたと発表した。タス通信が1日報じた。

さらにインタファクス通信によると、拘束された4人のうち1人は銃乱射事件の実行犯に武器を手渡したと話しているという。

ロシア当局は、拘束された外国人の国籍については明らかにしていない。

また、モスクワの裁判所は1日、銃乱射事件に絡み10人目の容疑者の拘留を認めたと明らかにした。タジキスタン出身の男という。

3月22日にモスクワ郊外のコンサートホール「クロッカス・シティ・ホール」で発生した銃乱射事件では、少なくとも144人が死亡した。「イスラム国(IS)」が犯行声明を出し、容疑者としてタジキスタン国籍の4人が拘束されている。

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