エコバッグで子ども食堂応援して 川崎医福大・高島屋売店で販売

高島屋売店で買い物する岡山こども食堂支援センターの直島代表理事ら。肩に掛けているのがエコバッグ

 子ども食堂を応援するエコバッグの取り扱いが、川崎医療福祉大(倉敷市松島)にある岡山高島屋(岡山市北区本町)の売店で始まった。学生らが専用バッグを持参し来店すると、地域の居場所として広がっている民間有志の活動に資金を寄付できる。

 一般社団法人岡山こども食堂支援センター(倉敷市鶴形、代表理事・直島克樹川崎医療福祉大講師)、同大と連携。買い物客がエコバッグの電子タグと店頭のポップをスマートフォンでスキャンすると、アプリにポイントがたまる。アプリで同センターを指定してポイントを寄付すると、岡山県内の子ども食堂に活動資金が配分される。

 ベンチャー企業ミルクボトルシェイカーズ(大阪)が展開する「Loopach(ルーパック)」事業に参加。寄付については店側がスキャン回数に応じた額を寄せる基金を財源とし、買い物客に金銭的な負担はない。

 運用は3月24日の同大オープンキャンパスに合わせてスタート。エコバッグは帆布製で、こども食堂支援センターが販売(1800円)。ルーパックに加盟する全国23都道府県のコンビニ、百貨店、衣料品店などでも利用できる。岡山県内では教育支援の一般社団法人SGSG(岡山市北区奉還町)のカフェに続き2店目。大学売店では全国初という。

 岡山高島屋の高橋佳和取締役は「子ども食堂支援と省資源につながる取り組みに協力していきたい」と話している。

© 株式会社山陽新聞社