【インドネシア】大阪の串カツ店、ジャカルタに5月オープン[サービス]

ジャカルタに5月オープン予定の「串かつだるま」フランチャイズ1号店の外観イメージ図(フューチャーワークス提供)

大阪の串カツ店チェーン「串かつだるま」が、インドネシアの首都ジャカルタに進出する。南ジャカルタの商業施設「プラザ・フェスティバル」に5月18日、フランチャイズ1号店をグランドオープンする。

インドネシアとタイに進出する日系企業向けに会計・税務コンサルサービスを提供するフューチャーワークス(東京都千代田区)が、串かつだるまの運営会社、一門会(大阪市浪速区)と3月にマスターフランチャイズ契約を締結した。フューチャーワークスはすでに店舗を運営する全額出資子会社ラサ・クリスピー・インドネシアをジャカルタに立ち上げた。

1号店の店舗面積は約110平方メートル。座席数は43席。「串かつ」メニューを20種類以上を用意し、価格は1本8,000ルピア(約80円)からと日本の店舗よりも低い水準に設定する。客単価は15万~25万ルピアを見込む。豚肉メニューは提供しないが、ビールなどのアルコール飲料は提供する。

1号店のオープンに当たり、日本の飲食店での就労経験がある3人を含む計4人のスタッフを、3月23日から串かつだるまの新世界総本店に1カ月間研修に派遣している。串かつだるまは現在、大阪に14店舗、京都に1店舗を展開するが、海外にはフランチャイズ運営を含め店舗はない。

フューチャーワークスの中村正英社長は、飲食店という新業態に進出した理由について「自分が大好きな『だるまの串かつ』をインドネシア在住の日本人、インドネシア人に食べてもらいたいという思いが強かった」と話す。日系企業の進出を支援するコンサル業で培った知見を生かせる上に、今後インドネシアに進出を希望する飲食業にも出店までに得た経験をアドバイスできるようになると説明した。

フューチャーワークスは2011年に、インドネシア子会社ブリッジノートインドネシアを設立。クラウド会計システム「BridgeNote」を販売しており、現在は約120社に提供している。

ジャカルタ1号店のオープンに先立ち、インドネシア人スタッフが新世界総本店で1カ月間研修に参加している(フューチャーワークス提供)

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