市民球場を全人工芝化 スコアボードLEDに 茨城・常陸大宮

グラウンドでストラックアウトを楽しむ小学生=常陸大宮市鷹巣

茨城県常陸大宮市鷹巣の大宮運動公園市民球場がリニューアルされた。
グラウンドが全面人工芝生化され、外野のスコアボードもフルスクリーンLED(発光ダイオード)ビジョンに一新された。

交流人口の増加や市民らがスポーツに親しむ機会の創出を目指し、市が完全リニューアル化を進めてきた。総工事費は6億2370万円。他球場との差別化を図ることで、社会人、高校・大学生や少年野球の大会、独立リーグの茨城アストロプラネッツの試合などを誘致し、大学野球部などの合宿の誘致も進める。平日には野球以外にもグラウンド・ゴルフやフットサルなどのスポーツ、催しなど多目的利用も進める。

記念セレモニーが3月30日に開かれ、鈴木定幸市長は「子どもたちが飛躍するきっかけの場にしてほしい」とあいさつ。来賓や寄付事業者らとテープカットをして祝った。市内野球チームに所属する大河樹生君(12)は「人工芝グラウンドで、試合できるのが楽しみ」と話した。

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