早大生楓奈、五輪切符へ意欲 一人暮らし「もう富山に戻りたい」

早大の入学式に臨んだ中山選手

  ●「おじいちゃんの米」お供

 スケートボード女子ストリートで東京五輪銅メダルの中山楓奈選手(18)=富山市出身、ムラサキスポーツ=が1日、早大スポーツ科学部に入学した。5、6月に控えるパリ五輪の予選残り2戦に向けて、「けがなく、自分の出したい技を出し切って表彰台を目指す」と意気込んだ。

 東京に引っ越す際に持ってきたものは「おじいちゃんの作ったお米」。簡単なメニューを教えてもらって料理を始めたが腕前はまだまだで「近所に健康的な食事ができるところがあるので、最悪、ずっと外食で生きる」と笑った。それでも富山が恋しくなるとし、「お米は自分で炊いて食べる。やっぱり富山のお米がいい」と語った。

 新生活のスタートに「一人暮らしはすごい寂しくて、もう富山に戻りたい」とふるさと愛をにじませた。中山選手は富山新聞で「楓奈のスケボーnote(ノート)」を連載している。

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