銃乱射テロの逮捕者10人に 資金提供とロシア連邦捜査委

 モスクワの裁判所は1日、モスクワ郊外の銃乱射テロの犯行グループに資金提供したとしてロシア連邦捜査委員会が起訴したタジキスタン国籍の男の逮捕を認めた。既に身柄を拘束されており、テロでの逮捕者は10人目となる。タス通信などが報じた。

 捜査委によると、男はテロが起きた3月22日前後に自身の銀行カードを使い、犯行に加わった1人に送金した。金額など詳細は不明。

 テロでは実行犯が開演直前のコンサートホールに押し入り、自動小銃を乱射。ガソリンをまいて放火し、車で逃走した。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したが、ロシア側はウクライナが関与したと主張している。(共同)

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