「めちゃくちゃやられた。引っ張られたり」トルシエの熱血指導に福西崇史もア然。まさかの“帰宅命令”も「考えてやっていたなら凄い」

元日本代表MFの福西崇史氏が、前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演。かつて日本代表を率いたフィリップ・トルシエ氏について語った。

福西氏は、22歳だった1999年にA代表に初選出。当時、指揮官を務めていたトルシエ氏に厳しく指導されたという。

「めちゃくちゃやられた。ゼッケンを(両手で掴まれる仕草をしながら)バーッてやられたり、『ここなんだよ、ポジションは!』と引っ張られたりとか」

前園氏に「最初は『何だこいつ』って思わなかった?」と問われると、福西氏は「めちゃくちゃ思いましたよ。だって俺、『帰れ』って言われましたもん」と衝撃のエピソードを明かす。

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トルシエ氏は、新たに代表入りした選手をよく叱るタイプだったようだ。「一発目に言われた」という福西氏は、慣れない代表での練習で「めちゃくちゃ必死に、試合並みに」ウォーミングアップに取り組んでいたが、血気盛んなフランス人から「やる気がないなら帰れ、練習から外れろ」と告げられる。

「マジで帰ろうと思った」という福西氏だったが、スタッフとの話し合いもあり、その場に留まった。

それから四半世紀が経ち、当時のトルシエ氏の手法を「考えてやっていたなら凄いなと思う」と振り返った。

いきなり“洗礼”を浴びた福西氏だったが、その後は代表に定着。トルシエ氏のもと、2002年の日韓ワールドカップに出場し、続く06年のドイツW杯にもジーコジャパンの一員として、日の丸を背負い、世界の大舞台に立った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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