「認める。私が間違っていた」なぜ元プレミア戦士は遠藤航に“謝罪”したのか。「彼のサッカーIQは思っていたよりずっと優れている」

遠藤航が所属リバプールは現地3月31日に行なわれたプレミアリーグの第30節で三笘薫が故障離脱中のブライトンとホームで対戦。開始2分に先制を許したものの、27分にルイス・ディアス、65分にモハメド・サラーがネットを揺らし、2-1で逆転勝利を収めている。

4-3-3のアンカーでフル出場した遠藤は、53分にカウンターのピンチを十八番のボール奪取で阻止するなど、とくに守備面で存在感を発揮。称賛を浴びている。

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現役時代はウィンブルドンなどで活躍した解説者のロビー・アールのその一人だ。英メディア『THE BOOT ROOM』によれば、「彼がリバプールで6番の役割を担う運動能力を持っているか確信が持てなかったが、彼が他の選手を前に押し出している。認めなければならない、私が間違っていた」と過小評価した点を“謝罪”しつつ、感服している。

元ジャマイカ代表はこう賛辞を続けている。

「彼のフットボールIQは、私が思っていたよりずっと優れている。彼のポジショナルプレーは危険なエリアを回避する。彼は最も速いわけではないし、最高のアスリートでもない。しかし、彼は偉大な選手の半人前というわけではなく、知的な選手であり、自分の居場所を知っている」

59歳の評論家は「バックラインの前で彼がコントロールすることにより、(アレクシス・)マカリステルが、我々がブライトンで見ていたような、もっと自由に動いて、得点をして、アシストをするようなプレーをすることができた」と話し、日本代表MFが10番に与えた効果を称えている。

「そしてそれ(マカリステルのインサイドハーフ起用)が突然、どんな試合においてもリバプールを大きな脅威にする絶対的な新たなオプションとなったんだ」

単独首位に浮上したリバプール。その中で、遠藤の存在は大きくなるばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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