東部燃焼破産申請へ 負債3億5000万円 茨城

経済情報

帝国データバンク水戸支店は1日、総合リフォーム工事業の東部燃焼(茨城県水戸市)が同日までに業務を停止し、事後処理を弁護士に一任して自己破産申請の準備に入ったと発表した。負債額は約3億5000万円。

同社は1969年に設立。当初はガス燃料器具の販売を中心に展開。2018年ごろから総合リフォーム工事業に転換し、個人宅の水回りを中心にリフォームを手がけていた。

ピーク時の22年3月期は4億円を上回る年売上高を計上していた。だが、元取締役や元従業員の架空売り上げ、工事に関連した未収入金などが次々に明らかになり、23年3月期は約3億7300万円の赤字を計上し、大幅な債務超過に陥った。

金融機関をはじめ、取引先の支援も限界に達したことから、事業の継続は困難と判断した。

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