宮内庁インスタ 初日でフォロワー30万人 投稿内容、フォロバ…気になる今後の運用方針

皇居内の様子が公開される

宮内庁が1日にスタートした公式インスタグラムはフォロワーが30万を超えるなど注目を浴びている。公開された19の投稿は天皇皇后両陛下と愛子さまの公務の様子が中心。話題の皇室SNSはこれからどうなっていくのだろうか。

公開されたのは公務中の写真と、2月23日の天皇誕生日一般参賀でのおことばの映像だった。フォロワーは初日でいきなり30万超えで注目の高さがうかがえる。今後、海外王室との相互フォローを検討しているといい、投稿に対してコメントを書き込むことはできず、感想等があれば宮内庁ホームページで受け付けている。

過去に小室圭さん、秋篠宮家の長女の眞子さんの結婚の時など、皇室関連でSNSが荒れたことがあった。誹謗中傷や不正確な情報があふれ、宮内庁は積極的に正しい情報の発信が必要と考え、インスタ開設に踏み切った。

使い方はどうあるべきか。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「インスタにしたのは、すでにインスタを開設している英王室を参考にしたのではないか。また、インスタは画像に短い文章を付けるスタイルで、言葉の取り違えや曲解で炎上するリスクが低い」とインスタのメリットを指摘した。

投稿は公務の様子がほとんどだ。「投稿が頻繁である必要はないでしょう。ニュースとは切り口の違う、国民に知らせたいことを適時やるでいい。公務だけでなく、飾らない日常の様子などプラベ感がある内容が若干欲しい。英国のエリザベス女王は乗馬の写真をインスタで公開し、話題になったことがありました。ほかに誕生日などでインスタライブをしてお話をされるとインパクトがあります」(同)

フォローはどこまでするかも悩みどころ。目についたものすべてというわけにはいかない。

「親交のあるロイヤルファミリー中心でしょう。ただ、フォローのはばかられる相手というのもいます。例えば王室離脱したヘンリー王子とメーガン妃です。メーガン妃が新しくインスタを始めたといいますが、英王室の手前、フォローは難しい。要請があった場合、『一般の方のフォローはお断りしています』と言うことになるかもしれません」(同)

目標とすべきフォロワー数について、井上氏は「英王室のインスタくらいは目指してほしい」と英王室の1340万を掲げた。「海外の人にも見てもらうためには1000万は集めたいところです」(同)

これからの投稿が楽しみだ。

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