中国で「マラソン参加型旅行」がブームに

中国で「マラソン参加型旅行」がブームになっています。

2024貴州銅仁・梵浄山春季マラソンは3月31日、号砲とともに正式にスタートし、中国南西部の貴州省銅仁錦江沿いには1万人近いランナーが集まり、中国初の完全密閉型インテリジェントマラソンコースで熱戦が繰り広げられました。

梵浄山は中国の仏教(弥勒菩薩)道場としても有名で、2008年に世界自然遺産に登録されました。梵浄山春季マラソンのプログラムは、フルマラソン、ハーフマラソン、ファンランの3つのカテゴリーに分かれており、10以上の国と地域から参加者が集まります。

シンガポールから来たトウ利章さんはマラソンランナーであると同時に旅行愛好家でもあり、何度も中国を訪ね、旅行と競技を同時に楽しんでいます。彼は「以前から梵浄山への旅行を楽しみにしていたので、この機会に旅行とランニングを同時に楽しんでいる」と語りました。

範麗麗さんは若いランナーで、8年前からマラソンを始め、これまでに複数の都市で40以上のマラソン大会に出場しています。彼女にとってレースは旅行でもあり、先周末に重慶マラソンに参加した後、今周末は貴州に来て、「よく食べ、よく遊び、よく走る」銅仁の旅を始めました。

梵浄山春季マラソン大会のほか、鄭開マラソン、石家荘マラソン、荊州マラソンなど複数の競技が同日に同時開催され、この週末はスーパーマラソンの週末と呼ばれています。

データによりますと、中国のマラソンと関連ロードレースは2014年の51回から2019年には1828回に増え、2023年には年間を通じて580のロードレースが開催され、参加者は延べ550万人に達しました。(提供/CRI)

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