黒木華「パパドゥ」独立でどうなる? 元先輩の松たか子、永山瑛太と共通する単独行動と自己管理

黒木華(C)日刊ゲンダイ

《京都の大学生だった私にデビューから約13年の間、多くの経験と学びの場を与えてくださり、数々の素敵な作品に携わらせていただきましたこと、心から感謝しております。》

女優の黒木華(34)が3月29日、契約期間の満了に伴い、芸能事務所『パパドゥ』からの退社を発表した。

「あの数日前から、俳優を専門にマネジメントする芸能事務所『エー・チーム』が解散するのではという噂が流れ、看板女優である吉岡里帆(31)の去就や移籍話などで持ちきりでした。そのタイミングでの黒木の退社だったので、業界内ではトラブルの可能性なども囁かれましたが、発表の通り円満退社です。『パパドゥ』は俳優を大事に育てる事務所で知られています。もともと個性の強い俳優が多数所属していましたから、黒木も先輩を見習った感じではないでしょうか」(芸能事務所幹部)

黒木の事務所の元先輩としてまず名前が上がるのが松たか子(46)。2011年に33歳で独立した。若い頃は、名門歌舞伎一家の「お嬢様」としてヒロインを演じることが多かったが、歳を重ねるごとにミステリアスな役を演じることが多くなった。独立後は、テレビドラマは出演作を厳選し、数年に1本のペースで出演しているが、その度に常に大きな話題となっている。

男性の元先輩といえば、永山瑛太(41)だろう。

「2021年3月をもって20年間在籍した同事務所を退社しました。プライベートで何度か問題を起こし、不安視もされましたが、独立直後に主演したTBS系『リコカツ』では不器用な自衛官を演じて高評価を得ました。翌年のフジテレビ系『ミステリと言う勿れ』では謎のシルバーヘアの男性を演じ、演技の振れ幅の大きさは見事ですね。独立後の方が個性的な役が増えた印象です」(芸能ライター・弘世一紀氏)

そんな松と永山に共通しているのが、「旺盛な独立心」だという。

「松さんは現場の行き帰りなどは、常に自分で車を運転して1人で行動します。ほとんど人に頼りません。永山さんも舞台終わりなど、1人でフラッと帰ったり、ああ見えてもともと自己管理がしっかりしているんです。黒木さんも舞台で下積みを積んだ女優で、単独行動することが多く、仕事終わりにバーでお酒を明け方まで飲むなんてこともしょっちゅうありましたが、トラブルに巻き込まれるなんてことはない。3人とも単独行動が多く、芯がしっかりしている部分が共通項だったりします」(芸能プロ関係者)

現在、NHK大河ドラマ『ひかる君へ』で、十二単をまとった宮中貴族を演じている黒木。独立しても快進撃は続きそうだ。

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