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【ニューヨーク共同】米グーグルが「シークレット(秘密)モード」に設定したウェブブラウザーで個人情報を収集していたと利用者から訴えられた訴訟が和解したことが1日、分かった。グーグル側は過去に収集したデータを削除し、秘密モードの仕様も変更する。
秘密モードは閲覧履歴などがブラウザや端末に保存されないようにする設定。原告側は、利用者が秘密モードに設定してもグーグル側が利用者の趣味や購入商品などを知ることが可能で「意図的に消費者を欺いた」として2020年に集団訴訟を起こしていた。
今回の和解に金銭の支払いは含まれていない。米メディアによると、利用者は個別にグーグルに損害賠償を求めることができるようになる。
原告側は和解文書で「救済は50億ドル(約7600億円)を超える価値だ」と評価した。
グーグルは「和解を歓迎する。秘密モードの利用時にユーザーを情報と関連づけたことはない」とコメントした。
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