リコー、新開発のHDFを搭載した特別仕様モデル「RICOH GR III HDF」「RICOH GR IIIx HDF」

リコーイメージングは3月28日に、ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR III」「RICOH GR IIIx」をベースに、新開発のHDF(Highlight Diffusion Filter)を搭載した特別仕様モデル「RICOH GR III HDF」「RICOH GR IIIx HDF」の予約受付を、「リコーイメージングストア」「RICOH GRストア 楽天市場店」「RICOH GRストア Yahoo!店」「RICOH GRストア Amazon店」にて開始した。価格はどちらもオープンで、「リコーイメージングストア」の価格は、「RICOH GR III HDF」の3年保証付きが14万6600円、5年保証付きが16万1260円、「RICOH GR IIIx HDF」の3年保証付きが15万2600円、5年保証付きが16万7860円。

「RICOH GR III HDF」(左)と「RICOH GR IIIx HDF」

公式ECショップで限定販売

「RICOH GR III HDF」「RICOH GR IIIx HDF」ともに、「GR」シリーズの基本コンセプトである、高画質や速写性、携帯性といったカメラの本質的な価値を踏襲しつつ、新開発のHDFを本体に搭載している。

HDFは、リコーが長年培ってきたインクジェット技術を用いて印刷を施した特殊効果フィルターで、ハイライト部を拡散して周辺ににじみを発生させることによって、フィルム写真や映画のような情緒的な写真表現を可能にする。HDFのオン/オフはワンタッチで素早く切り替えられ、従来の「GR」シリーズのシャープな表現と、HDFをオンにした際の柔らかな表現を被写体や撮影者の意図に応じて使い分けることで、スナップ写真の表現がさらに広がる。

さらに、ユーザーがベースとなるホワイトバランスとホワイトバランス微調整を組み合わせて設定した、カスタムホワイトバランスを3つまで登録できるほか、3×3の測距エリアを任意に移動させて、エリア内の適切な位置にオートでピントを合わせられる「ゾーンセレクトAF」を搭載している。

本体のシャッターレリーズボタンは、撮影するごとに表現を変更可能なことをイメージして、グレイッシュシルバーに変更した。また、Fnボタンの初期設定をHDFのオン/オフに変更している(他の操作に設定することも可能)。

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