サード・ポイント主力ファンド、第1四半期リターンが8%

Carolina Mandl

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 著名投資家ダニエル・ローブ氏が率いるヘッジファンド運営会社サード・ポイントの主力ファンド「オフショア」と「ウルトラ」は第1・四半期のリターンがそれぞれ8%と8.7%になった。事情に詳しい関係者が明らかにした。

アクティビスト(物言う株主)としての投資が奏功。特に自動車部品アドバンス・オート・パーツや、パーソナルケア製品バス&ボディー・ワークスに対して経営改革を促し、結果的に新たな取締役選任につなげ、投資収益も向上させた。

アマゾン・ドット・コムやメタ・プラットフォームズといった巨大ITへの投資もリターン確保に結び付いた。

サード・ポイントの3月末時点の預かり資産は115億ドルで、1年前に比べて約7億ドル減少した。同社は最近、クレジット投資の分野にも力を注いでいる。

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