中村橋之助が初のラジオ番組 初回放送で女性アイドルにハマっていた過去を告白

ラジオ番組の収録に臨んだ中村橋之助

次世代の歌舞伎界を担う“成駒屋三兄弟”長男の中村橋之助が4月6日からスタートするNACK5「中村橋之助ぶっかえりNIGHT」(毎週土曜、夜11時半から)の初回番組収録を都内で行った。

歌舞伎俳優の中村芝翫を父に持ち、母親がタレントの三田寛子という橋之助。NACK5では初の歌舞伎俳優がパーソナリティーのレギュラー番組となるが、橋之助にとっても初のラジオパーソナリティー番組となる。「ワクワクというか、1人で30分をしゃべることができるのかな」と口にしていたが、収録終わりには「めちゃくちゃ楽しかったです」と笑みを見せた。

初回収録では、番組タイトルになっている「ぶっかえり」を解説。歌舞伎用語で、着ている衣装を一瞬にして早変わりし、衣装を変えることで、それまで隠していた正体や本性があらわになるという演出のことだ。橋之助は「『水戸黄門』が“ぶっかえり”ですよね。私も、中村橋之助でいなければいけない場面が多いので、この番組ではいい意味で“ぶっかえり”をしていければ」と話した。

橋之助がしてきた「ぶっかえり」はというと、「両親にアイドルに、はまっていたことを告白したこと」だという。AKB48にはまっており、前田敦子と横山由依が大好きだったが、「親には言えなかった」というのだ。

握手会参加のためCDを購入し、CDを机の中に隠していたのだが、「あまりにも大量で隠しきれなくなった。後からバレるなら、自分から話そう」と「ぶっかえり」をしたという。

その「ぶっかえり」に「母親は“いいんじゃない”と認めてくれた」というのだ。しかも、三田の本名が敦子で、三田の母親の旧姓が前田だったという。橋之助は「お父さんとお母さんが離婚して、じいじと、ばあばが離婚すれば私も前田敦子よ」と、AKBがきっかけで三田が話すネタが出来上がったというのだ。橋之助は「他の家族と一緒にご飯を食べに行くたびに、AKBにはまってという話になり、“私も前田敦子なのよ”っていうのが、鉄板面白トークのように言われるのが嫌だった」とも明かした。

番組ではリスナーから「ぶっかえり」ネタのほか、長男であるからこそ我慢しなさいと言われてきた体験談なども募集する。

橋之助はこれからの番組に「僕の言葉がすべてですから、僕自身が楽しむことによって、聞いている皆さんも楽しんでもらえるかなって思っています」と目を輝かせた。

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