新名称は「いわきエブリア」 運営会社変更、6月新装オープンへ

新しい運営体制での営業が始まった「いわきエブリア」 =1日、いわき市鹿島町

 平南ホールディングス(HD、東京都)は1日、いわき市鹿島町の旧鹿島ショッピングセンターエブリア(旧エブリア)の名称を「いわきエブリア」に変更し、新体制での運営を始めた。主力店舗のヨークベニマルやスーパースポーツゼビオなどは営業を継続する。

 鹿島ショッピングセンター(鹿島SC)が1995年から、旧エブリアを運営してきたが、3月31日で建物を所有する平南HDとの賃貸借契約が満了した。1日からは平南HDが運営を引き継ぐ形となった。

 平南HDによると、鹿島SCとの契約満了に伴い、半数近くのテナントが撤退し、現在営業するのは25店舗。6月のグランドオープンを目指し、継続出店を希望する店舗と契約について交渉しているという。1階部分の改修工事を進めており、1階部分だけで45~50店舗のテナント出店に向けて調整中という。

 新運営体制への移行に伴い、平南HDの全株式を保有する中原商事(郡山市)の吉村正徳氏が支配人に就いた。

 いわきFC運営と地域活性化へ協力

 サッカーJ2のいわきFCを運営するいわきスポーツクラブは1日、いわきエブリアと、ビジネスパートナー契約やいわきスポーツアスレチックアカデミー(ISAA)パートナー契約を結んだと発表した。

 施設内でのイベント開催などを通じ、地域を盛り上げる取り組みを協力して進める。

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