SEEnergy 製 SVR-116 に OSコマンドインジェクションの脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月27日、SEEnergy製SVR-116におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏が報告を行っている。報告のあったソフトウェア製品名およびバージョンは以下の通り。

UDP ベースのアプリケーション層プロトコル実装にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

SVR-116 ファームウェアバージョン 1.6.0.30028871

SEEnergyが提供するネットワークビデオレコーダSVR-116には、OSコマンドインジェクションの脆弱性が存在し、当該製品にログインした管理者ユーザから細工されたリクエストを送信された場合、任意のOSコマンドを実行される可能性がある。

SEEnergyは2016年に解散しており、製品開発者と連絡が取れず、本脆弱性の対策状況は不明のため、JVNでは製品の使用停止、もしくは安全性を配慮した環境での使用を検討するよう呼びかけている。

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