浦和TD西野努、横浜FM移籍報道の影響は?ロペス「契約は今年末までで…」

アンデルソン・ロペス 写真:Getty Images

横浜F・マリノス所属のブラジル人FWアンデルソン・ロペスは、今月3日に明治安田J1リーグ第6節の川崎フロンターレ戦を控える中、自身の去就に言及。浦和レッズ西野努TD(テクニカルダイレクター)の横浜FM入りによる欧州路線転換も予想されているが、現所属クラブへの愛着を強調した。

過去にサンフレッチェ広島や北海道コンサドーレ札幌などでプレーしたロペス。2022年2月に中国1部の武漢から横浜FMへ完全移籍すると、加入1年目の2022シーズンにいきなり2桁得点を挙げ、J1優勝に貢献。翌2023シーズンには22ゴールでJ1得点王に輝くと、今季もここまでリーグ戦全4試合の出場で3ゴールをマークしている。

横浜FMでの更なる活躍が期待される中、ブラジルメディア『O Gol』は今月1日にロペスへのインタビュー記事を掲載。これによると、選手本人は「僕はマリノスでとても特別な時間を過ごしているよ。僕たちは3年連続でタイトルを争っているし、個人としては得点王のタイトル獲得を目指しているんだ。今、キャリアのピークを迎えているね」と、横浜FMでのプレーに満足。

「マリノスにいる3年間で、ブラジルのクラブからいくつかの問い合わせがあったけど、正式オファーは届かなかった。マリノスとの契約は今年末までだけど、現時点ではブラジルに戻ることは考えていない。タイトル争いをする中で、特別な時間を過ごしているよ」と語った一方で、「最近(僕の出身地である)ペルナンブーコ州を訪れたんだ。僕は常にスポルチ・レシフェのファンだと言っている。いつかこのクラブのユニフォームを着るのが夢なんだ」と、地元凱旋という今後のキャリアプランも明かしたという。

なお、横浜FMは今月17日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝・蔚山HD戦の1stレグを控えている。ACL優勝、クラブW杯出場の可能性もあるだけに、ロペスは「中国や韓国のクラブと対戦する時は、また違った大会のように感じるんだ。ダービーみたいだし、誰も負けたくないと思っている。クラブのために戦う準備はできているし、クラブW杯でプレーすることも夢見ているよ」と、アジア制覇への意気込みも語っている。

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