鉄骨の穴開けや溶接「難しい」 建築科の高校生が加工工程を見学

日下部社長(奥)の案内で工場内を見学する生徒たち=与謝野町弓木・日下部建築

 宮津天橋高宮津学舎建築科の22人がこのほど、京都府与謝野町弓木の建設会社で鉄骨加工の工場を見学し、溶接作業を体験した。宮津建設業協会が、若い世代に仕事の魅力を伝えて採用につなげようと授業に協力し、生徒は学校で学ぶことの少ない専門的な内容や現場の仕事に理解を深めた。

 生徒らは、日下部建築の日下部博一社長(44)の案内で工場を巡り、鉄骨造りの建築物で使う鉄骨に機械で穴を開けたり、必要な長さに切断したりする作業や溶接などの加工工程を見学した。

 その後は防具に着替え、マスクと保護面を身に付け、同社の技能者の指導を受けながら1人ずつ溶接作業を体験した。生徒(17)は「映像でしか見たことはなく、実際の作業は難しかった。貴重な機会でした」と話していた。

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