「楽しみのある野球」、「この攻撃の仕方はさすが」解説者も巨人・阿部監督の采配を絶賛した開幕3連戦

今季から巨人の指揮をとる阿部慎之助監督は、昨季王者の阪神を相手に開幕カードを2勝1敗で勝ち越した。

ショウアップナイター解説陣もその采配を絶賛した。開幕戦の5回、佐々木俊輔の遊野選で巨人が先制し、なお5回一死一塁の場面で、門脇誠が初球セーフティバントを試みる。ファウルとなるも、29日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル 巨人-阪神』で解説を務めた江本孟紀氏は「この攻撃の仕方はさすが、長年ベンチにいて采配を見ていた阿部監督の動きですよね。本当に1球ずつ難しい場面なんですよ」と絶賛。結局、門脇は続く2球目を打ちに行くも投ゴロに倒れたが、続く梶谷隆幸が2ランを放った。

江本氏は「結構ポイントとしては阿部監督やるね。あそこで出ましたね。自分で自信を持ってベンチで采配ふるうぞという象徴的なシーン。新監督らしからぬ。新人監督は動けない。1球で動かなきゃいけないですよ。パッとあの采配を出せるというのは」と評価していた。

3戦目の 0-0の6回二死一、三塁の場面で、6回無失点と好投していた高橋礼に梶谷隆幸を代打に送った場面に、3月31日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル 巨人-阪神』で解説を務めた大矢明彦氏は、「点は取れなかったんだけども、でも勝負に行く監督だなと感じましたね。打つ打たないというのは、選手の結果なんですけど、どういう気持ちでどういうスタイルで野球をやっていくか、阿部監督のスタイルを見せてもらった。すごく楽しみのある野球だなと思いましたよ」と自身の見解を述べた。

2日からは敵地・バンテリンドームで中日との3連戦。この3連戦も勝ち越し、ロケットスタートとなるだろうかーー。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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