最古の鉄器 復元へCF 愛媛大学者と刀匠らタッグで5千年前の謎に迫る

試験的に復元した隕鉄製短剣と隕鉄を手にする村上恭通・愛媛大アジア古代産業考古学研究センター長=3月下旬、松山市文京町

 人類最古の鉄器はどのように作られたのか―。愛媛大の考古学者と刀匠、鍛冶師がタッグを組み、約5千年前の謎に迫る研究プロジェクトが立ち上がった。鉄を多く含む隕石(いんせき)「隕鉄」を使った世界で最も古い鉄器を復元し、鍛造技術の特徴や色、輝きなどを明らかにしようと、経費をクラウドファンディング(CF)で募っている。

 愛媛大アジア古代産業考古学研究センターの村上恭通センター長がプロジェクトの代表を務め、古代オリエント博物館の津本英利研究部長や刀匠の三上貞直氏らがメンバーに加わっている。

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