大紀町観光協会が事務所移転 まちの新たな拠点に 三重

【テープカットを行い、事務所移転を祝う奥川会長(右)と服部町長=大紀町滝原で】

 【度会郡】三重県の「一般社団法人 大紀町観光協会」は、同町崎の山海の郷紀勢内にあった事務所を同町滝原に移転した。1日には事務所開きがあり、奥川拓会長や服部吉人町長がテープカットを行い、同町の観光拠点として新たなスタートを切った。

 新事務所は、伊勢神宮内宮別宮「滝原宮」や道の駅「奥伊勢木つつ木館」の近くに位置する元コンビニだった場所で、広さは約82平方メートル。奥川会長が県産のヒノキやスギなどを使って改装し、ついたてや看板、テーブル、オブジェなども制作。木の香りや温かみを感じる空間に仕上げた。

 室内にはパンフレットなどを設置し、大紀ブランド認定品も販売。観光案内所としての役割も果たす。これまでと変わらず、観光誘客や特産品の販路拡大、観光プロモーションなどに力を入れるほか、観光ガイドの育成にも取り組むという。

 奥川会長は「観光案内所を兼ねているので気軽に寄ってもらえれば。年4回ほどイベントもやっていきたい」、事務局長の山添みゆきさんは「大紀町に来てよかったと思える観光地づくりを目指しているので、地域の人と一緒に盛り上げていきたい」と話した。

 営業時間は午前9時―午後5時。年末年始休業。問い合わせは観光協会=電話0598(86)7077=へ。

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