「責務自覚し誠実に」 亀山市が辞令交付式 三重

【新規採用職員を代表して櫻井市長(左手前)から辞令書を受け取る海老原さん=亀山市役所で】

 【亀山】三重県の亀山市は1日、市役所で令和6年度の辞令交付式を開いた。部長、課長級の異動と昇格計11人、新規採用職員計18人のうち、10人が出席し、櫻井義之市長から辞令書を受け取った。

 新規採用職員を代表して、佐藤菜々美さん(22)が、「公務を民主的かつ能率的に運営すべき責務を深く自覚し、誠実かつ公正に職務を執行することを誓います」と宣誓した。

 櫻井市長は「部長、課長に昇格された皆さんには、内外の現状と将来を見据えた『即応の年』の精神で、創意工夫し、単なる行動ではなく考えて動く『考動』の定着をお願いする」とし、新規採用職員に対しては「入庁おめでとう。先輩の助言や指導を積極的に求め、日々の研さんを重ねてください」と訓示した。

 新規採用職員を代表して辞令書を受け取った、海老原寛英さん(29)は「これまで高校の教師として教育に携わってきたが、心機一転市民の生活を支える仕事をと、市職員になった」といい、「すがすがしい気持ちできょうを迎えた」と話した。

 一方、子どもに関する施策を総括的かつ強力に推し進めるため、健康福祉部の分掌事務である子どもに関する事項をもとに、本年度から新たに設けた「子ども未来部」の部長に、亀山南小学校の高宮綾子前校長が就任した。

 高宮部長は「これまで学校現場で培ってきた経験を生かし、与えられた職責を精一杯務める」と語った。

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