米英、AI安全評価で協力 試験を共通化、人材交流も

レモンド米商務長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米商務省は1日、最先端の人工知能(AI)の安全性評価について英政府と協力する覚書を交わしたと発表した。安全性の試験を共通化するほか、人材交流も検討するとしている。AIは活用だけでなく、偽情報の作成などリスクへの対応も国際的な課題となっている。

 レモンド米商務長官は声明で「両国の協力によってAIへの理解を深め、より確かな評価を行うことができる」とした。

 商務省によると、民間で使われる新たなAIには共同の試験を少なくとも1回は実施する。基礎的な技術研究やリスクについての情報共有も進めるとしている。

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