長崎県の新人職員に辞令交付 大石知事「楽しんで盛り上げよう」 新年度の訓話も

大石知事(左)から辞令を受け取る中山さん=県議会議場

 長崎県の新規採用職員の辞令交付式が1日、県議会議場であり、163人が県職員として新たな一歩を踏み出した。大石賢吾知事は「楽しんで県を盛り上げられるチームを一緒につくっていこう」と激励した。
 内訳は▽大卒105人▽高卒14人▽民間7人▽短大卒1人-など。全員の名前を読み上げた後、代表して中山夢乃さん(22)が知事から辞令を受け取った。
 新人職員を代表し、中尾祐成さん(29)が「不偏不党かつ公正に職務の遂行に当たる」と宣誓した。知事は、昨年度新たに策定した「新しい長崎県づくりのビジョン」などを説明。「10年後のなりたい姿を描いているが、まだ100点じゃない。社会は変わり、『もうちょっとこんなふうな方が県民はワクワクする』と思うようなことが必ずある」と、ビジョンへの参画を呼びかけた。
 午後には同議場で、幹部らを前に知事が新年度の訓話をした。前向きに仕事ができる県庁づくりや高いレベルでの議論、部局間連携、県民とのコミュニケーションの重要性を説き、「長崎を日本一良い場所にするため力を借りたい」と述べた。

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