25卒就職ブランドランキング、ホテル・旅行業界が回復傾向

2024年入社希望者対象 就職活動[前半] 就職ブランドランキング調査:総合順位TOP20

文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所は2024年4月1日、2025入社希望者対象「就職活動(前半)就職ブランドランキング調査」の結果を発表した。伊藤忠商事、日本生命保険、大和証券グループなどがランクインした。

同調査は、過去10年以上にわたり就職活動を行う学生に対して、年に3回「企業の就職ブランド」について調査しているもの。大学3年生・大学院1年生の4月~9月(夏インターン時期)を「早期」、10月~3月中旬(秋冬インターン・採用広報解禁時期)を「前半」、3月中旬~6月(説明会・選考期)を「後半」と位置づけている。

調査対象は2025年春入社希望の「ブンナビ」会員(現大学3年生、現大学院1年生)。調査期間は2023年10月1日~2024年3月15日。有効回答数は8,695(うち男子3,718・女子4,977/文系7,020・理系1,675)。文化放送キャリアパートナーズ運営の就職サイト「ブンナビ」上でのWebアンケートと、文化放送キャリアパートナーズ主催の就職イベント会場での紙・アプリアンケートで実施。投票者1人が最大5票を有し、志望企業を1位から5位まで選択する形式で行われた。総得票数は2万2,967票。

総合順位は、1位「伊藤忠商事」、2位「日本生命保険」、3位「大和証券グループ」がランクイン。

男女別に見ると、男子が1位「伊藤忠商事」、2位 「日本生命保険」、3位「三菱商事」、女子が1位「伊藤忠商事」、2位「東京海上日動火災保険」、3位「大和証券グループ」。

文理別に見ると、文系が1位「伊藤忠商事」、2位「日本生命保険」、3位「東京海上日動火災保険」、理系が1位「ソニー」、 2位「NTTデータ」、3位「伊藤忠商事」となった。

伊藤忠商事は早期調査に続いての首位となり、前半では4年連続の首位と圧倒的な人気を誇っている。五大商社も、すべてがTOP25にランクインしており、特に男性順位ではすべてTOP10入りするなど、特に男性からの人気を集めていることがわかる。

業界別に見ると、エンタメ系に注目が集まり、TOP300の社数も14社から19社に増加した。詳細をみると、「音楽・芸能」が11社、「レジャー・アミューズメント」・「ゲームソフト」がともに4社となり、平均的な順位も向上している。ホテル・旅行系も順位を上げており、アフターコロナ・インバウンドといった機運からも人気が高まっている。また、食品系は、TOP300社中28社と最多のランクインとなっており、根強い人気が続いている。

◆2025年入社希望者対象 就職活動[前半] 就職ブランド調査
【総合順位】
1位 伊藤忠商事
2位 日本生命保険
3位 大和証券グループ
4位 東京海上日動火災保険
5位 ソニーミュージックグループ
6位 博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ
7位 三菱商事
8位 大日本印刷
9位 SMBC日興証券
10位 丸紅
【男子順位】
1位 伊藤忠商事
2位 日本生命保険
3位 三菱商事
4位 三井物産
5位 住友商事
【女子順位】
1位 伊藤忠商事
2位 東京海上日動火災保険
3位 大和証券グループ
4位 ソニーミュージックグループ
5位 集英社
【文系順位】
1位 伊藤忠商事
2位 日本生命保険
3位 東京海上日動火災保険
4位 ソニーミュージックグループ
5位 大和証券グループ
【理系順位】
1位 ソニー
2位 NTTデータ
3位 伊藤忠商事
4位 グーグル
5位 三菱商事

中川和佳

© 株式会社イード