神秘的「青のカーテン」 ヒスイカズラ見頃 水戸市植物公園 茨城

見頃を迎えたヒスイカズラ=水戸市小吹町

茨城県水戸市植物公園(同市小吹町)の観賞大温室で、翡翠(ひすい)色の花房が垂れ下がるヒスイカズラが見頃を迎えている。

例年よりつぼみの数が多く、同園は「自然界では珍しい色の花がたくさん咲きそう」と期待。今月上旬が見頃という。

同園によると、ヒスイカズラはフィリピン原産のマメ科植物。三日月形の花弁がシャンデリアのように房状に連なっており、神秘的な姿を見ようとファンも多い。近年は開発行為などで絶滅の危機にひんしているという。

同園では3月中旬から咲き始め、開花が順調に進めば同温室2階通路のつる棚に翡翠色の花房がいくつも垂れ下がる「青のカーテン」が楽しめる。

© 株式会社茨城新聞社