中国軍との関与疑われる企業リスト、米議員が7社の追加要請

Karen Freifeld

[1日 ロイター] - 米連邦議会の共和党と民主党の議員は、国防総省が作成した中国軍との関与が指摘されている企業リストに中国のバイオテクノロジー企業7社を追加するようバイデン政権に求めた。

書簡は3月29日付で共和党のマイク・ギャラガー議員と民主党のラジャ・クリシュナムルティ議員がオースティン国防長官に送付した。ロイターが書簡を確認した。

両議員は、中国の脅威に取り組むために立ち上げられた議会特別委員会のトップを務める。

書簡で両議員は、中国が軍事的優位性を確保するために「合成病原体を作り出す」可能性があるとし「緊急の行動が必要だ」と主張。中国の華大基因(BGI)グループのイノミクスやエスティーオミックスなどをリストに追加するよう求めた。

BGIグループのBGIゲノミクスは、2022年に既にリストに追加されている。

米議会では、中国による米国の遺伝子データなどへのアクセスを防ぐため、連邦政府機関が中国のBGIや無錫薬明康徳新薬開発といったバイオテクノロジー企業との取引を制限する法案が検討されている。

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